ママ美日記

ベビ助の母であるママ美が妊娠・出産・育児を通して思ったことを書き綴る

妊娠15週!なんと盲腸(虫垂炎)発症!盲腸シリーズ(1)発症から産婦人科にたどり着くまで

妊娠そのものに関しては何の問題もなく順調だった私ですが、実は一度大きなトラブルがありました。

それは盲腸

妊娠15週(比較感受期)に発症しました。

盲腸っぽいとわかった瞬間から、「妊婦の虫垂炎」についてネットで調べまくったのですが、出てくるのは一般論的な話ばかりで妊婦さん自身が綴った文というのにはあまり行き当たりませんでした。

もし今、盲腸と診断されて検索魔になっている方がいらっしゃったら少しでも心の支えになりたいので、私の闘病記(大げさですが…)を残しておきます。

 

職場で発症~立っていられなくなる

私の仕事はある種の学校の非常勤講師です。1クラス20名ぐらいの学生の前で1コマ90分ほどの授業をしています。

その日、体の異変は2コマ目の授業に向かう時から起こり始めました。午前11時ごろ、教室に向かう階段を登りながら、あれ?胃が痛いぞ?と思ったのです。そう、最初は胃が痛いと思ったのです。

胃は割と頑丈なので珍しいと思いつつも、ホットミルクでも飲みたいなぁという程度の痛みで、そのまま授業を始めました。もちろんいつも通り、立って話をします。最初は何の問題もなく、元気に話していました。

ところが授業が中盤を過ぎた頃、12時前ぐらいから痛みがどんどんひどくなってきて、立っていることも難しくなってきました。

ちょっとごめんなさい…と学生に断って、私は座って授業を進めました。それでも最初は必要であれば立ち上がって、ホワイトボードに紙を貼ったりはがしたりできていたのですが、授業の終盤にはもう立ち上がれなくなっていました。声は弱々しく、脂汗を流し、常に体を折り曲げていました。その頃には胃だけではなく、お腹全体が痛くなっていました。

12時半の授業終了までなんとか耐えて職務を果たしたのですが、その頃にはもう歩けず、一人で職員室に戻ることができませんでした。痛みに波があるのは感じていたので、次に痛みがましになる時まで教室で教卓に突っ伏してやり過ごし(15分ぐらいでしょうか)、それから何とか階段を這うように降りて職員室に戻りました。

放っておいて治るような痛みでないことは明白でしたので、教務主任の先生に事情を話し、早退させてもらうことにしました。と同時に、次の日出勤できる気も全くしなかったので、明日も休むことになると思うと伝えて代講をお願いしました。

 

職場から産婦人科へ

学校のすぐ前までタクシーを呼んだ私は、いつも通っている自宅近くの産婦人科に直接向かいました。職場から産婦人科はタクシーで45分ぐらいかかる距離である上、痛みが始まった場所からして妊娠とはあまり関係なさそうだとは思っていたのですが、特に内科のかかりつけ医がいるわけでもなく、また妊娠中は薬のことなど特殊になるからとりあえず行きつけの産婦人科に相談した方がいいと聞いたことがあったので、そのような選択をしました。結果としてこの判断は正しかったと思います。

まず、予約が無い状態で診てほしい時には電話してほしいということだったので、タクシーの中から電話をかけました。電話に出た看護師さんに「お腹が痛いので診てほしい」と言ったのですが、いまいち緊迫性が伝わらなかったようで、「心配でしたら来てください。念のため診てみましょうね」と言われてしまいました。妊娠中、ちょっとお腹が痛いから念のため診てほしいという妊婦さんが多いようなので、そんな感じだと思われたんでしょうね。「立っていられないほど痛いんです!!!」と話してようやくただ事ではないと伝わったようです。

タクシーの中では何もなすすべがなくただただ痛みに耐えていたのですが、右下腹部が特に痛いことから盲腸かもしれないな、という気はしていました。

妊娠中に盲腸になったらどうするのか、手術や薬の使用はできるのか、まったくわかりませんでした。ただ、ここまでせっかく順調な妊婦生活を続けてきたのに、ここへきてこんなことになるなんて…という不安と悔しさで涙が出ました。タクシーの運転手さんには、痛くて泣いているように見えたと思いますが。

タクシーで移動中、何度か吐き気にも襲われました。なんとか吐かずに産婦人科に到着しましたが、運転手さんもハラハラさせてしまったことと思います。車いすを借りてきましょうか?と言っていただきましたが、体を折り曲げながらなんとか自分の足で産婦人科の受付までたどり着きました。

 

 

妊婦は席を譲ってもらえる?気持ちよく優先座席に座れる?マタニティマークの効力は?

マタニティーマークをもらって意気揚々とバッグにつけたはいいものの、それを見えるように持って電車やバスに乗り込むかどうかはけっこう悩むところだったりします。

もちろんなんの疑問もなく持てる人もいるでしょうが、私は悩みました。ネットで色々読んでいると、妊婦に対して嫌悪感を持つ人、攻撃的な人をしばしば目にしますし、そこまででなくても妊婦に大して厳しい考え方を持った人がたくさんいるからです。

実際に危険な目に遭うことはなかったとしても、マタニティーマークを付けているだけで自慢していると感じられたり、私に気を遣えと主張していると思われたりしては困ります。反対に、必要以上に気を遣われるのも本意ではありません。

そもそも現代日本で妊婦は席を譲ってもらえるのでしょうか?妊娠2か月から9ヶ月の初めまで、某地方都市の地下鉄で毎日通勤していた私の例をお話ししたいと思います。

 

妊娠初期 席を譲ってもらえることはない

妊娠初期から9か月はじめまで、約8か月間にわたって私は地下鉄で通勤する妊婦でした。時間帯は一般的な朝のラッシュ時間でしたが、地方都市なので混雑具合は東京と比べるべくもありません。腕などは隣の人と接触せざるを得ないけれど、押されてお腹に危険を感じることはまずない、というぐらいの混み具合です。乗車時間は約20分。

初期から中期にかけて、私は基本的にマタニティマークが見えないようにバッグを持って立っていました。初期のつわり期と後期のお腹が重い時期以外は特に座りたいと思っていませんでしたし、座っている人の目の前にマタニティマークをぶらぶらさせては、

無言のプレッシャーをかけてしまうことになると思ったからです。つわりが本当にキツい時のみ、わずかな期待をもってマタニティーマークを見せて立っていたこともありましたが・・・

まず初期、もちろん席は一度も譲ってもらえませんでした。基本的に妊婦とわからないようにしているのだから当たり前です。一度つわりと貧血で吐きそうになって床にうずくまったことはありましたが、しばらくしゃがんでいたら治って、大事には至りませんでした。

その時は急に具合が悪くなったので仕方なかったのですが、あらかじめ今日は体調が悪いなーと感じた日には、優先座席にかけさせてもらっていました。幸い私の利用駅が始発駅に近かったので、いったん始発駅まで行けば優先座席に座ることができたのです。ただ、お腹が全然出ていない時に優先座席に座るのはけっこうビクビクものでした。ここぞとばかりにマタニティマークを見せて座っていましたが、小心者なもので(笑)、どうしてもうしろめたいような気持ちになってしまいました。後から考えると、お腹が小さい時期に優先座席に座る時、一番マタニティーマークが役に立っていたような気がします。心の支え的な意味で。

 

初めて席を譲ってもらえたのは・・・

私が初めて席を譲ってもらえたのは妊娠6か月と、中期に入ってからでした。21週の時のことで、自分ではまだ外見からは妊婦とわからないだろうと思っていたので驚きでした。席を譲ってくれたのは40歳ぐらいの男性のサラリーマンっぽい人で、それもまた意外でした。なんとなく席を譲ってくれるとしたら女性だと思っていたのです。奥さんが最近妊娠していたのかなとか、きっとうちでも優しい旦那さんなんだろうなぁとか、想像が広がりました。

譲ってもらうことを期待していたわけではないのですが、初めて譲ってもらえた時はとても嬉しくて涙が出そうになりました。やはり、混んだ電車で通勤している間、ずっと気が張っていたのでしょうね。席を譲ってもらえたこと自体が嬉しいというより、自分の味方を見つけられたような気持ちになってとても嬉しかったのです。

その後も1週間のうちに、2度ほど、席を譲っていただくことになりました。一度は30代ぐらいの女性、一度は40代ぐらいの女性と小学生ぐらいの息子さんの二人連れでした。

自覚はしていなかったものの、もう外見的に妊婦とすぐわかる感じだったんでしょうね。とてもありがたかったのですが、体は好調な時期だったので譲ってもらうのはなんとなく心苦しく、それ以降は気を遣って、座席のすぐ前には立たないように気を付けました。優先座席付近の車いすスペース辺りに外を向いて立ったりしていたことが多かったです。

 

 妊娠後期 優先席をありがたく活用

後期になってお腹が非常に目立つようになってからは、優先席を利用させてもらいました。大きなお腹は周りの人に気を遣わせてしまいますし、自分では大丈夫だと思っていても、はたから見てハラハラされてしまうこともあると言われたからです。

また、お腹が大きくなってからはそんなにビクビクすることもなく優先席に座ることができました。もちろんマタニティマークも見せつつですが。

基本は始発駅まで行った上で普通の座席に座っていたのですが、普通の席が埋まっている時でも優先席は空いていることが多かったので、そういう時に使わせてもらっていました。とてもありがたかったです。

 

マタニティマークをつけていても席を譲ってもらえなくてもやもやしている方へ

妊婦様と呼ばれても、もやもやしてしまう気持ち、わかります。妊娠中は神経質になってしまうので、仕方ない面もあると思うのです。

私も、もやもやとまではいかなくても、意外と譲ってもらえないなー、冷たいなーなんて考えてしまったこともありました。

でもそんな時、ネットで「マタニティマークを着けている時、席を譲ってもらえましたか?」という質問に、ある人が回答して書いていた言葉が胸に刺さったのです。

「あなたは今まで、マタニティマークを見て席を譲ったことがありますか?それが答えです」

もちろん譲ったことがあるなら、譲ってもらえる可能性もあるということです。しかし・・・

私はこれから、マタニティマークを見たら積極的に席を譲ります。そして、そういう行為の積み重ねがあって、初めてマタニティマークが力を持つようになるのだと思います。

今もやもやしている方、大変だと思いますが、無事出産を終えたら譲る側の人になりましょう。

 

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妊娠中の虫除け・かゆみ止めの使用について

前回に引き続き、蚊との戦いについてです。書いてるだけで痒くなりますね。

さてさて、妊娠中は蚊を遠ざけようにも、使っていいものと使ったらまずいものがありそうですよね。普段はとことん図太い私も、蚊取り線香の煙は大丈夫なのか?!とか気になったりしました。

かゆみ止めだってどれがよくてどれがダメなのか気になります。

妊娠中の虫除け対策について

虫除けスプレー

デング熱の国内感染が話題になった時に日本産婦人科学会が出した声明では、妊婦であっても虫けスプレーを使って蚊を避けることが推奨されています。(影響がないと言われていますとのただし書き付きで。)

また、虫除けスプレーの注意書きなどにも、妊婦は使用しないようにといったことは特に書いてありません。

にもかかわらず、妊娠中は虫除けスプレーを使わない方がいいと言う意見があるのは、薬剤の中にディートという成分が含まれているからです。これは子供が吸い込むと神経障害を招くことがある物質で、日本でも生後6か月までの赤ちゃんには使用してはいけないことになっています。(6か月を過ぎても、年齢によって使用回数が1日1回まで、2回までというように制限されています。)

妊婦が使用すると胎児に悪影響を及ぼすというような報告はありませんが、気になるようでしたら避けた方がいいでしょう。ただ一方で、ディート入りの虫除けスプレーが非常に効果的なのは間違いありません。

↓こんなのとかこんなの

 

 

虫除けスプレー(ディートフリー)

そこで登場するのがディートフリーの虫除けです。ディート不使用で、虫が嫌うハーブ(シトロネラ・レモングラスなど)の成分を使って作られたものです。

大量生産品に比べてお高いのと、効果がやや弱いのが残念ですが、ディートの影響が気になる方はこちらを選んでもいいでしょう。効果が薄まる前にこまめにつけなおすのがポイントです。

ただし、蚊がブンブン飛んでいるような場所に気を引き締めて乗り込むような場合には、ディート使用のものをきっちりつけた方がいいかもしれません。そのあたりは、蚊に刺されまくるリスクと天秤にかけて・・・。

尚、ディート不使用の虫除けスプレーは生後6か月未満の赤ちゃんにも使うことができるものがほとんどですので、出産後も使うことを考えるとこちらを買っておいてもいいかもしれません。

↓こんなのとかこんなの

 

 

虫除け(吊り下げタイプ)

除虫菊を蒸留して作られたピレスロイドという成分を使って作られている虫除けで、赤ちゃんがいても使用できる虫除けと見られていましたが、残念ながら2015年、効果が薄いとして消費者庁から景品表示法違反で措置命令が出されてしまいました。

開放的な空間では、成分が拡散してしまってほぼ効果がないとのこと。しかも、対象としている害虫がユスリカやショウジョウバエということで、我々が想定しているアカイエカやヒトスジシマカなどではないとのこと。残念でした…

    

 

虫除け(貼るタイプ)

シールタイプのものの中には子供向けに開発されているものが多く、安心して使えそうですが、成分はいろいろなのでよく見て選びたいところです。

ぱっと調べたところ、ほとんどがハーブを使っているのですが、シトロネラ、レモンユーカリ、ラベンダーなど、メインになる成分は異なります。

シトロネラ等のハーブをメインに使っているシールは、上で紹介したディートフリーの虫除けスプレーと同じような成分ということになります。ディートを使っている者に比べるとやはり効果は弱めですが、安心ですね。

 

シトロネラ系↓

 

ラベンダー系↓

 

ユーカリ系↓

 

尚、理由ははっきりしないのですが、妊婦の使用は避けるよう書いてある商品もあるので注意しましょう。

↓これとか

 

 

蚊取り線香

妊娠中はタバコをはじめとした煙に敏感になっていますから、蚊取り線香の煙も心配になりますよね。しかも蚊取り線香の威力はなかなかのもの。赤ちゃんには影響ないのでしょうか。

調べてみたところ、蚊取り線香の蚊をやっつける成分は除虫菊から生成されたピレスロイドという物質とそれに似た合成品であって、これは人間をはじめとする哺乳類の身体にはほとんど影響ないとのこと。酵素の働きで即座に分解され、体外に排出されるのだそうです。胎児についても心配いりません。

もちろん大量に摂取すれば健康被害が出る恐れはありますが、直接かじるなりなんなりしない限りは問題ないそうです。

煙が出るのでなんとなく不安になる方もいると思いますが、むしろ電子蚊取り線香などよりも成分が研究されつくされているそうで、妊娠初期でも心配いらないようです。

効果と安全性の両方が証明されている貴重な虫除け手段ですので、積極的に利用したいですね。

 

 

 

電子蚊取り線香

煙が出ないので、ぜんそく持ちの方やのどが弱い方は重宝しますよね。

基本的には妊婦さんや赤ちゃんがいる部屋で使っても問題ないようです。メーカーも大丈夫だと発表していますし、産婦人科の病室で使っているところもあるぐらいです。ネット上でも電子蚊取り線香を使ったからといって胎児に悪影響が出たというような話は見かけません。

ただし、やはり殺虫成分のある化学薬品を吸うことにはなりますので、どうしても心配な方はどちらかというと昔ながらの煙が出る蚊取り線香のほうが安心かもしれませんね。

 

手作り虫除けスプレー

妊婦さんでも使える虫除けは色々あることがわかりましたが、さらに信頼できるものを使いたい、有効成分の濃度を自分で調節したいというような方には手作りされることをお勧めします。

用意するものは以下の3つだけ

1.精製水

 

2.無水エタノール

 

3.アロマオイル(シトロネラ・ペパーミント・レモングラス・ユーカリ・ラベンダー・ゼラニウムなどからお好きなもの2、3種類)

 

 

作り方はアロマオイル数滴を無水エタノール5mlに溶かしたのち、精製水95mlで薄めるだけという手軽さです。

こちらでご紹介したのは直接肌につける用に薄めに作ってあるものなので、部屋に散布する用でしたらもう少しアロマオイルの量を増やしても大丈夫です。

 

今回のテーマからは外れますが、蚊を避けるためには蚊帳を使う、長袖長ズボンを着用するなどの物理的な作戦もかなり有効なようです。

皆さまが蚊との戦いに勝利されることをお祈りしています・・・!

 

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日本脳炎?デング熱?妊娠中の虫刺されについて

なんでこんなテーマで書かねばならないかと言うと、旦那の実家がド・イナカだからであります・・・。

立派な日本家屋で庭や畑がついているんですが、ありがたくないことに、春から秋にかけて、蚊がものすごく発生します。どれぐらいものすごいかというと、玄関先に車を止めて、そそくさと家の中に駆け込む間に15か所ほど刺されたりします。

玄関のとなりに鎮座している巨大な甕(巨大な金魚が住んでいる)が主犯だとニラんでいるのですが、ニラんだところで甕を割るほどの眼力はなく、あえなく刺されまくっております。旦那実家の皆様は、蚊がうじゃうじゃいることが普通になってしまっているので特に根本的解決を目指してらっしゃらず…。しかもなぜか私ばかりが刺されるのです。そんなにおいしいのかしら。

さて、普段ならぼやけば済む話ですが、妊娠中は単なる虫刺されも非常に気になります。15か所も刺されて大丈夫なのか?!とか。ちょっと調べてきましたのでどうぞ。

 

妊娠中の虫刺されと日本脳炎・デング熱

まず、調べていて非常にショックだったことに、妊婦は普通よりも蚊に刺されやすいそうです。しかも2倍程度とのこと。

妊娠中は体温が高いこと、妊娠後期になると赤ちゃんの分も合わせて二酸化炭素を多く排出することが原因のようです。

さて、妊娠中に蚊に刺されても、基本的には心配いらないようです。病気の人を刺した蚊が妊婦さんを刺しても、それだけで感染する病気はないとのこと。

気になるのは日本脳炎やデング熱ですよね。

日本脳炎は1958年に大流行した後、国内では毎年発症者が10人未満と、現在ではかなりレアな病気になっています。しかも現在妊娠中の方は、ほとんどが子供の頃に日本脳炎の予防接種を受けています。必要以上に恐れることはなさそうです。

ただし、発症した場合は流産や死産などの重篤な結果につながることもありますし、東南アジアなどでは現在でもかなりメジャーな病気です。海外渡航する場合には、自分が日本脳炎の予防接種を受けたことがあるかどうか確認した方がよいでしょう。

そして万一受けていなかった場合、妊娠中は予防接種を受けることはできないので、蚊に刺されないよう細心の注意を払わなければならないでしょう。

次にデング熱です。2014年夏に日本国内での感染が確認されて大騒ぎになりましたね。その時、妊婦のデング熱感染について日本産婦人科学会が声明を出しています。それによると、妊娠中の女性は妊娠していない女性に比べて重症化する傾向があり、特に妊娠後期ほど重症化しやすいということです。

ただ同時に、日本国内では1500の感染例でも死亡した例はなく、過度に不安を抱く必要はないとも言っています。日本のように流行が小規模の地域では、重症化率は高くないと考えられているのだそうです。

その上で、蚊に刺されないことが一番の予防策であること、もし蚊に刺された3~7日後に高熱、頭痛、目の痛み、関節痛などの症状が見られた場合は急いで医療機関で受診するようにとのことです。

 

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妊娠期間中食べてはいけないと言われているものについて

実際に妊娠するまで、食べてはいけないと言われているものがこんなにもたくさんあるなんて全然知りませんでした。「食べてはいけない」と言っても、ほとんどは迷信みたいなものだと思っていたり。

だから、病院で具体的に食べてはいけないもの、食べない方がいいもののリストを手渡された時はなかなかショックでした。中には思いもよらない食品もありましたし。

思いもよらなかった食べ物をランキング形式で紹介&実際妊娠中はどのような食生活を送っていたかを正直に書いてみようと思います。

 

食べちゃいけないとは思いもよらなかった食べ物ランキング

7位 カフェイン

えー、いきなり中途半端な順位ですみません。

コーヒーは避けた方がいいという話は聞いたことがあったので、これは特に驚くことはありませんでした。病院で言われなくても自分で控えていた食品です。

とはいえ、妊娠期間中、最後の自由時間に友達とランチやお茶に出かけたら、どうしても飲んでしまうこともありますよね。コーヒーと紅茶の二択だったりして。私は無類のコーヒー好きなもので、そんな時はこれ幸いと頼んで飲んだりもしていました。

1日にコーヒー3杯ぐらいまでならカフェインを摂取しても問題はないそうなので、もともとコーヒーや緑茶をがぶ飲みする人でなければそこまで気にしなくてもいいのかもしれません。

ただ、抹茶入りのお菓子や祖母のうちで勧められて飲む緑茶などでうっかりとカフェインを摂取してしまうこともあったので、私は他に飲むものがない時以外はコーヒーや緑茶は摂らないことにしていました。

代わりにうちでのリラックスタイムに飲んでいたのが、ルイボスティーやノンカフェインコーヒーです。これらならいくら飲んでも大丈夫だという安心感で、かなりの量飲んでいました。

妊娠中は水分を十分に摂取しなければならないので、これらを常備していたのはよかったと思います。

 

 

 

6位 生ハム・スモークサーモン

これはショックでした!どちらも大好物で、おやつにレタスと一緒にぱくっと食べたりするのが大好きで。妊娠が分かってからも、病院で言われるまでは知らずにけっこう食べていました。

しかしトキソプラズマに感染すると赤ちゃんの運動能力や精神の発達に影響が出るとのこと。重大な結果につながると知った以降は我慢していました。

実家に帰った時、母が私の好物だと思って買い込んでくれていたのはつらかった。。

 

5位 生魚(マグロやカジキはもちろんのこと、その他のお刺身等も)

マグロやカジキなど、食物連鎖の上位にいる大型魚は体内に水銀を溜めているから食べない方がいいというのは聞いたことがありました。しかし、まさかその他の小さい魚のお寿司やお刺身も食べない方がいいとは!

お刺身大好き人間としては納得がいかず調べてみたところ、水銀とは別問題で、妊娠中は食中毒になりやすいからだとわかりました。

妊婦は免疫力が落ちていて、他の人はなんともなくてもひとりだけあたってしまったりすることがあるようです。激しい下痢は子宮の収縮につながると言うことみたいですね。

私は水銀は怖いと思っていたので、妊娠中マグロやカジキは一切摂りませんでした。一方でその他のお刺身やお寿司はちょびっと食べました。もちろんあたるのは嫌なんですが、万一あたっても水銀やトキソプラズマのように赤ちゃんに直接影響するわけではないので、ここぞという時のごちそうで出てきた時にはおいしくいただきました。

自分なりの防衛策として、家庭では我慢し、料亭で出てくるお刺身や回っていないお寿司屋さんのお寿司などだけ食べていました。細心の注意をもって管理・提供されていると思えるところのものだけ、ということですね。

普段はよくスーパーで買って帰ってつまんだりしていたのですが、それは自粛していました!

 

4位 チーズ(ナチュラルチーズ)

リステリア菌が赤ちゃんにまで感染すると、最悪流産等につながることもあるとのこと。

と言われても、最初、私は何がナチュラルチーズで何がナチュラルじゃないチーズなのかわかりませんでした。調べてみると、ナチュラルじゃないチーズはプロセスチーズという名前で、私がおやつにパクパク食べたり、トーストに乗っけてとろけさせたりしているチーズはこのプロセスチーズのほうだとわかりました。これは加工の段階で加熱しているからリステリア菌の心配がないということのようです。

ナチュラルチーズと言うのは見た目や名前がおしゃれなやつ。おしゃれなバーで出てきそうなやつという印象でした(適当な分類だ…)具体的にはカッテージ、リコッタ、モツァレラ、カマンベール、ゴルゴンゾーラ、ゴーダ、パルミジャーノ・レジャーノなどなど。特に輸入物のナチュラルチーズは用心した方がいいようです。欧米ではチーズ由来のリステリア症が多数発症しているそうなので!

まぁ、私には食べる機会が日常的にはないので、特に意識して避けることもありませんでしたが、普段からおしゃれなお店に出入りしている方は要注意です。

 

3位 ハーブティー(カモミール・レモングラス・ジャスミン)

これは思いもよりませんでした!妊娠してすぐ、カフェインを摂りすぎないようにしなきゃと思った時、すぐに思い浮かんだ代替品はジャスミンティーでしたから・・・。

もちろん飲んでも大丈夫なハーブティーも多々あるのですが、カモミール・レモングラス・ジャスミンの3つはいずれも子宮収縮作用があるそうで、妊娠中は避けなければならないのです。これを聞いてからは、これら3つ以外のハーブも用心するようになりました。

 

2位 うなぎ

うそー!うそー!妊婦はスタミナつけなきゃいけないのに、うなぎがダメなのー?!

病院で食べてはいけないものリストをもらったのがちょうど土用の丑の日の直前で、うなぎを食べる気満々だったのでびっくり仰天。特にうなぎが好きと言うわけではありませんでしたが、なんだか急に食べたくなったあまのじゃくです。

うなぎはレチノールという動物性のビタミンAをたくさん含んでいるのですが、この脂溶性ビタミンは排出されにくいもので、体内に蓄積されていくと胎児の奇形につながってしまったりするそうなのです。

ただしこれも、大量に毎日摂取した場合ということで、土用の日に常識的な一人前のうなぎを食べてしまったとしても、特に問題にはなりません。もし既に食べてしまっていたとしても慌てないでください!

 

そして、栄えある1位は・・・

1位 にんじんジュース!!!

ええええええ?!

ヘルシーで健康で体にいい(くどい)イメージしかないにんじんジュースがだめなの?!

これも理由はビタミンAだそうです。

ただ、うなぎと違って植物性のビタミンA(カロチン)は体内で必要な分だけ変化するタイプなので、過剰摂取にはなりにくいということです。

私が受診していた病院の先生は、ジュースになっていると固形で食べるのに比べて予想外にたくさんのビタミンAを摂取してしまう可能性があるので避けた方が無難、という考えのようでした。

妊娠を機に健康を意識してにんじんジュースを飲み始めようとしている方は、やめておいた方がいいでしょう・・・

 

いかがだったでしょう?驚いた食品はありましたか?

一般的には体にいいイメージの食品が含まれていたりして、私はかなりびっくりしました。

まぁ何にしても、一度でも口にしたらアウトというわけではなく、偏り過ぎなければ大丈夫というものがほとんどですよね。体にいいから毎日たくさん食べよう!というようなことをしなければいいのではないでしょうか。

我慢のしすぎでストレスをため込まないようにもしたいですね。

 

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妊娠4か月前半 ついにつわりが終わる!

妊娠発覚以来ものすごく色々なことに神経質になっていた私だが、4か月に入って少しだけその緊張感が緩んだ。妊婦検診も4週に1回に減るし、つまりそれぐらい心配が減ってくる時期なのだ、と思えるようになったのである。

妊娠期間中についての本やサイトにはよく、12週ごろからつわりが軽くなることが多いと書いてあった。その文に精神的にひっぱられたのか、なんとなく12週の真ん中あたりからつわりがおさまってきたようにも思えた。夏休みが終わって久しぶりに仕事に行き、気が引き締まったのもありそうだ。

というのも、妊娠13週5日ごろがちょうどお盆の時期にあたったので旦那の実家に2泊3日滞在したのだが、その時にはつわりが一気にぶり返したからだ(笑)

田舎の本家である旦那実家には、お盆ともなると親戚が次々と押し寄せる。昼間は何とか料理や配膳など手伝っていたものの、夜9時になるともうだるさと眠さがMAXになって動けなくなってしまった。

まぁ、妊娠中、つわり中ということで大目に見てもらえるだろうと、ダウンさせてもらった。義母はまったくつわりを体験しなかった人なのでそこが気がかりではあったが…

 

結局いつまで続くかと思っていたつわりが本当に終わったのは14週1日、2日あたりだった。これまで全く食べたいと思えなかった焼肉をぺろりと食べたこと、つわり期間中ずっと避けていたお米を普通に食べられるようになったことで、つわりの終わりを確信した。

仕事もずいぶん楽になったし、精神的にもゆとりができて、妊娠のことを知らずに色々頼んでくる人に対してもイライラしなくなってきた。

妊娠していることを楽しむ余裕ができてきたのである。

 

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妊娠3か月(10週4日)検診 新幹線で里帰り&分娩予約

現在の家の近くで通っているB病院に書いてもらった紹介状を携えて、実家近くのK病院で検診を受けに行きました。検診の内容はもちろん同じようなものなのですが、個人病院ですのでやはり自分の病院で診てからじゃないと分娩予約はとらせないようです。

 

新幹線で2時間半移動

地下鉄で20分⇒新幹線2時間半強⇒在来線10分ほどの距離にある私の実家。

妊娠中だからということで、荷物が重くならないように注意し、車内が寒かった場合に上に羽織れるものを用意しました。

妊娠初期段階での新幹線移動についてはあまり望ましくないと言われる先生もいらっしゃるようですが、私の場合は特に経過が悪いわけでもなく、先生にも止められませんでした。指定席をばっちり予約して、時間に余裕をもってゆったり移動できれば、問題ないと思います。もちろん行楽シーズンやラッシュの時間は絶対に避けなければなりませんが。

ただ、妊娠そのものの経過には影響なくても、つわりの時に新幹線に乗るのはなかなかハードでした。新幹線なんて揺れない乗り物ランク1位ぐらいだと思うのですが、それでも酔いました。新幹線の車内で本を読むのが大好きな私ですが、今回に限っては全然読めず、ひたすら寝ていました。

私は仕事の休みの期間に里帰りして分娩予約をしなければならなかったのでこのタイミングになってしまいましたが、避けられるならつわりは終わってからのほうがいいでしょうね。

 

10週4日の検診 里帰り先K病院での初診

検診の内容はこれまでと同じでしたが、血圧と体重を自分で測って申告するシステムや着替える場所など慣れなくてまごまごしました。

エコーも済ませて、特にハイリスクではないということで、無事分娩予約。分娩難民になることを恐れていたので、ひとまずこれでほっとしました。

次にこの病院に来るのは30週を超えてからということになるので、それまでに書かなければならない書類をどかっと渡されました。入院申込書やバースプランなど。バースプランというのは、立会出産、カンガルーケア、会陰切開などについて希望するかどうか書いて提出するものなのですが、まだ出産については全く頭がまわっていなかったので初めて知った単語も多く、色々調べながら書きました。恥ずかしながらこの時まで会陰切開という恐ろしい手技(笑)の存在自体を知らなかったので、一気に出産への恐怖が増しました!まぁ実際には切開すらする暇なく裂けてしまったのですが…

さて、この日撮ったエコー写真は、妊娠期間中を通じて一番のお気に入りになりました。お腹がポッコリと丸く出ていて、みじんこみたいなフォルムの赤ちゃんがとっても可愛かったんです!

 

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