ママ美日記

ベビ助の母であるママ美が妊娠・出産・育児を通して思ったことを書き綴る

妊婦は席を譲ってもらえる?気持ちよく優先座席に座れる?マタニティマークの効力は?

マタニティーマークをもらって意気揚々とバッグにつけたはいいものの、それを見えるように持って電車やバスに乗り込むかどうかはけっこう悩むところだったりします。

もちろんなんの疑問もなく持てる人もいるでしょうが、私は悩みました。ネットで色々読んでいると、妊婦に対して嫌悪感を持つ人、攻撃的な人をしばしば目にしますし、そこまででなくても妊婦に大して厳しい考え方を持った人がたくさんいるからです。

実際に危険な目に遭うことはなかったとしても、マタニティーマークを付けているだけで自慢していると感じられたり、私に気を遣えと主張していると思われたりしては困ります。反対に、必要以上に気を遣われるのも本意ではありません。

そもそも現代日本で妊婦は席を譲ってもらえるのでしょうか?妊娠2か月から9ヶ月の初めまで、某地方都市の地下鉄で毎日通勤していた私の例をお話ししたいと思います。

 

妊娠初期 席を譲ってもらえることはない

妊娠初期から9か月はじめまで、約8か月間にわたって私は地下鉄で通勤する妊婦でした。時間帯は一般的な朝のラッシュ時間でしたが、地方都市なので混雑具合は東京と比べるべくもありません。腕などは隣の人と接触せざるを得ないけれど、押されてお腹に危険を感じることはまずない、というぐらいの混み具合です。乗車時間は約20分。

初期から中期にかけて、私は基本的にマタニティマークが見えないようにバッグを持って立っていました。初期のつわり期と後期のお腹が重い時期以外は特に座りたいと思っていませんでしたし、座っている人の目の前にマタニティマークをぶらぶらさせては、

無言のプレッシャーをかけてしまうことになると思ったからです。つわりが本当にキツい時のみ、わずかな期待をもってマタニティーマークを見せて立っていたこともありましたが・・・

まず初期、もちろん席は一度も譲ってもらえませんでした。基本的に妊婦とわからないようにしているのだから当たり前です。一度つわりと貧血で吐きそうになって床にうずくまったことはありましたが、しばらくしゃがんでいたら治って、大事には至りませんでした。

その時は急に具合が悪くなったので仕方なかったのですが、あらかじめ今日は体調が悪いなーと感じた日には、優先座席にかけさせてもらっていました。幸い私の利用駅が始発駅に近かったので、いったん始発駅まで行けば優先座席に座ることができたのです。ただ、お腹が全然出ていない時に優先座席に座るのはけっこうビクビクものでした。ここぞとばかりにマタニティマークを見せて座っていましたが、小心者なもので(笑)、どうしてもうしろめたいような気持ちになってしまいました。後から考えると、お腹が小さい時期に優先座席に座る時、一番マタニティーマークが役に立っていたような気がします。心の支え的な意味で。

 

初めて席を譲ってもらえたのは・・・

私が初めて席を譲ってもらえたのは妊娠6か月と、中期に入ってからでした。21週の時のことで、自分ではまだ外見からは妊婦とわからないだろうと思っていたので驚きでした。席を譲ってくれたのは40歳ぐらいの男性のサラリーマンっぽい人で、それもまた意外でした。なんとなく席を譲ってくれるとしたら女性だと思っていたのです。奥さんが最近妊娠していたのかなとか、きっとうちでも優しい旦那さんなんだろうなぁとか、想像が広がりました。

譲ってもらうことを期待していたわけではないのですが、初めて譲ってもらえた時はとても嬉しくて涙が出そうになりました。やはり、混んだ電車で通勤している間、ずっと気が張っていたのでしょうね。席を譲ってもらえたこと自体が嬉しいというより、自分の味方を見つけられたような気持ちになってとても嬉しかったのです。

その後も1週間のうちに、2度ほど、席を譲っていただくことになりました。一度は30代ぐらいの女性、一度は40代ぐらいの女性と小学生ぐらいの息子さんの二人連れでした。

自覚はしていなかったものの、もう外見的に妊婦とすぐわかる感じだったんでしょうね。とてもありがたかったのですが、体は好調な時期だったので譲ってもらうのはなんとなく心苦しく、それ以降は気を遣って、座席のすぐ前には立たないように気を付けました。優先座席付近の車いすスペース辺りに外を向いて立ったりしていたことが多かったです。

 

 妊娠後期 優先席をありがたく活用

後期になってお腹が非常に目立つようになってからは、優先席を利用させてもらいました。大きなお腹は周りの人に気を遣わせてしまいますし、自分では大丈夫だと思っていても、はたから見てハラハラされてしまうこともあると言われたからです。

また、お腹が大きくなってからはそんなにビクビクすることもなく優先席に座ることができました。もちろんマタニティマークも見せつつですが。

基本は始発駅まで行った上で普通の座席に座っていたのですが、普通の席が埋まっている時でも優先席は空いていることが多かったので、そういう時に使わせてもらっていました。とてもありがたかったです。

 

マタニティマークをつけていても席を譲ってもらえなくてもやもやしている方へ

妊婦様と呼ばれても、もやもやしてしまう気持ち、わかります。妊娠中は神経質になってしまうので、仕方ない面もあると思うのです。

私も、もやもやとまではいかなくても、意外と譲ってもらえないなー、冷たいなーなんて考えてしまったこともありました。

でもそんな時、ネットで「マタニティマークを着けている時、席を譲ってもらえましたか?」という質問に、ある人が回答して書いていた言葉が胸に刺さったのです。

「あなたは今まで、マタニティマークを見て席を譲ったことがありますか?それが答えです」

もちろん譲ったことがあるなら、譲ってもらえる可能性もあるということです。しかし・・・

私はこれから、マタニティマークを見たら積極的に席を譲ります。そして、そういう行為の積み重ねがあって、初めてマタニティマークが力を持つようになるのだと思います。

今もやもやしている方、大変だと思いますが、無事出産を終えたら譲る側の人になりましょう。

 

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