職場への妊娠報告 意外と重要な「言い方」
職場への妊娠報告の時期や誰に伝えるかについて決めたら、どんな風に話すかも考えておいた方がいいでしょう。
妊娠が分かって嬉しい気持ちでいっぱいの時ほど、報告の仕方には注意しなければなりません。祝福してもらいたい、配慮してもらえて当然、という気持ちはごく当たり前のものですが、周りの人はそう思えないこともあります。仕事の負担が増えると思って気が重くなる人もいるでしょう。ご本人やその家族が妊娠出産に関する傷(不妊・流産・死産など)を持っていることもあるかもしれません。そんな人たちにもあなたの妊娠・出産に協力してもらうため、またあなた自身の人間関係のストレスを少しでも減らすため、報告の仕方には注意した方がいいでしょう。
まだご報告するような時期ではないのですが…
特に安定期より前に報告する場合、こういう言い方をしてみてはいかがでしょうか?妊娠に舞い上がって急いで報告したのではなく、業務上必要であるから時期尚早かもしれないけどお伝えしました、というスタンスを示すことができます。
(初めての妊娠の場合)なんせ初めてのことなので自分でもどうなるかわからず、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが…
(二人目以降の場合)妊娠は毎回全然違うものらしいので、自分でも今回どうなるかわからず、ご迷惑をおかけするかもしれません
現時点では就業に支障がない場合でも、この先何か出てくるかもしれません。しかしどうなるかは自分でもわかりませんよね。そういう現状について、男性の上司や妊娠したことがない人には理解してもらいづらいかもしれません。自分自身もどうなるかわからなくて不安を抱えているということをうまく伝えましょう。
また、妊娠についての知識がいかにもなさそうな上司には、
突然お医者さんから絶対安静を言われることもあるらしくて…
トイレすら行かなくて済むなら行かない方がいいというような絶対安静を言われることもあるらしくて…
など、自分の不安を述べるふりをしつつ、ちょびっとずつ啓蒙していくのもいいでしょう(笑)
すぐに部署内全員に伝えようなどという上司には
まだ15%ぐらいは流産する可能性があるらしいので・・・
というように、具体的な数字を出して待ってもらうのがいいでしょう。
妊娠初期の流産のしやすさについては、あまり知らない人も多いものです。「流産するかもしれないので…」と言うだけでは「大丈夫大丈夫」などと軽く流されてしまうかもしれません。意外と高い数字を具体的に聞かされれば、思いとどまってくれるのではないでしょうか。
また、妊娠について現状を冷静に報告した後には、今後の計画について話し合いましょう。
産休・育休の取得は希望するのか、いつごろまで働きたいと思っているのか。立場によっては、誰にどんな引き継ぎをすべきだと考えているか、どれぐらいの期間が必要かなどについても話し合いましょう。
職場への妊娠報告は、あくまでも仕事に穴をあけてしまうことへの対応をお願いするためのものととらえたほうがいいです。ここはひとつ女優になって、ゆるみがちな表情を引き締め、迷惑をかけて申し訳ないといった顔で臨みましょう。もちろん心から申し訳なく思う必要はありませんが、世渡りのために。
周りもそういう人に対しての方が「仕事のことは心配しなくていいから、体を大切にしてね」と言いやすいでしょうしね。
基本的にはいつも以上に真剣な顔をして話し、「おめでとう」「よかったね」といった言葉をかけてもらえたら、その時初めて嬉しそうな笑顔を見せるぐらいでちょうどいいんじゃないでしょうか。
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